皆さまは、日ごろから災害時の備えは十分にされていますか?
自然災害はどんなに世界が発展しても、人間の力で食い止めることができません。
72時間の壁
この意味を知っていますか?
国交省によると災害直後は「72時間」が生死を分ける勝負とのこと。
そのため、家庭では最低でも3日分、できれば1週間分の水と食料を準備することが推奨されています。
日本は世界でも自然災害が多い国として有名であり、そんな日本に住んでいる私たちは震災の備えが必要です。
そうはいっても、「対策の備えって何から始めたらいいのか分からない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし心配ご無用。
「ローリングストック」という簡単な方法があるのです。
今回紹介するローリングストックは、今までのような非常食管理の保存や賞味期限の管理が一瞬で解決するとても合理的な方法です。
この方法はお金もかからず、いつもの生活にプラスするだけ。
誰でも簡単に実践できる「ローリングストック」を知って、少しずつでも実践してみてはいかがでしょうか?
この記事は、農水省の「災害時に備えた食品ストックガイド」を参考に、特にローリングストックの重要だと思われる部分をまとめたものです。
ローリングストックとは?誰でもできる震災に備える方法
ローリングストックとは、「日常的に非常食を利用し、使った分を定期的に買い足す」手段で、賞味期限が切れる前に消費して常に家庭には新しい非常食を備える方法です。
この方法を活用することによって、期限切れを防ぎ食品ロスもなくすことができます。
よく非常食セットなどが販売されていますが、それを購入しておけば我が家は安心だと思っていませんか?
「非常食セット」や「防災セット」でも震災の備えはできますが、より簡単で余計なお金がかからない方法が「ローリングストック」です。
自衛隊用の食料など特殊な製品は5年以上保存可能なものも存在していますが、市販されている商品の多くは約3年程度の保存期間となっています。
3年保存可能と聞けば長く感じるかもしれませんが、忙しい社会の中でつい非常食の期限の存在は忘れてしまいがちです。
また、非常食や飲料水を災害に備えて準備することはハードルが高いと思っていても、普段の食材を多めに用意しておくことはそれほど難しいことではありません。
ローリングストックを活用すると、いざという時に安心して家族が過ごせるように備えは完璧です。
ローリングストックが話題になっている理由
近年日本でも各地で地震や豪雨などの災害に見舞われており、その頻度は増加傾向。
決して他人事ではなく、しっかりとした備えが必要と感じている方も多いのではないでしょうか?
実際に非常食を最低3日分揃えてみると、意外とかさばる量になるのでストックするスペースの確保や、消費期限の管理も大変でした。
簡単に揃えられる非常食セットなども販売されていますが、一式揃えようと思うと結構費用がかかってしまいます。
そのため災害対策したいなと考えている方も、なかなか行動に移せていなかったと思います。
私も今まで日本で生活をしてきて災害に遭ったことがないので、そのようなもしものことを想像して費用をかけて防災対策はしたことがなかったです。
しかし、普段購入しているような食品を非常食として利用すれば、費用も抑えることができます。
今回紹介するローリングストックという新しい考え方は今までの様な非常食の管理では難しかった難点をカバーできる為、話題になっています。
ローリングストックを知ったその日から、気軽に始められるのでぜひ実際に「もしもの備え」をしていただけたらと思います。
誰でもできるローリングストックの方法
では、「ローリングストック」はどのようにすればいいのでしょうか。
方法はとてもシンプル。
- 普段から少し多めに食料や飲料水を購入しておく
- 期限が切れそうな食品から消費していく
- 使った食料や飲料水分は購入しておく
- 普段から少し多めに食料や飲料水を購入しておく
- 期限が切れそうな食品から消費していく
- 使った食料や飲料水分は購入しておく
これは2回繰り返した流れです。
たったこれだけのことを繰り返すだけするだけで「ローリングストック」になります。
普段の買い物で、少し多めに食品を揃えるだけ。
そして日常的に期限が短いものから順番に消費をしていき、使用した分を買い足し補充するのです。
この方法なら期限切れや、保管するのにかさばる心配もなくなるでしょう。
最初、「ローリングストック」を聞いたときの感想は、
ずぼらな私でも、いつもの買い物にプラスαするだけなので、簡単に実践できる
そう思いました。
またプラスした食品の利用方法として、私が実際にしていることを少しご紹介します。
毎日旦那さんのお弁当を作るのですが、時々お休みデイとして白米とレトルト食品をお弁当代わりに利用しています。
レトルト食品も美味しいものがたくさん出ているので、意外と好評です。
その他にも缶詰も色々アレンジが可能で、パスタのソースにプラスしてアレンジしてみたり炊き込みご飯の素代わりにと多くの利用方法があります。
このように普段の食事を工夫すると、簡単に保存用の食材も消費していけますよ。
また、飲料水以外は、年に1度、消費デー
子供からも美味しいと評判なので、缶詰アレンジもぜひお試ししてみてください。
「ローリングストック」おすすめの食品
では実際にどのような食材が非常食としておすすめできるのか見ていきたいと思いますか?
災害になると、電気やガス、水道といったライフラインが停止すると想定します。
また、災害になってからでは購入も不可能です。
そうなると一番大事なのが飲料水とカセットコンロ等の熱源。
具体的には、主食と飲料水、主菜とお菓子などです。
飲料水 | 一人1日最低1ℓできれば3ℓ |
コメなどの主食 | 約27食分 無洗米 レトルトご飯 アルファ米 乾パン カップ麺etc. |
主菜 | 肉・魚・豆などの缶詰 レトルト食品etc. |
その他 | 梅干し レトルト味噌汁 チョコレート フルーツの缶 ジュースetc. |
飲料水は、調理用、衛生用に1人あたり1日3Lの飲料水が必要。1ℓは最低限です。
無洗米やパックごはんに加え、パスタや乾麺などもあれば飽きなくなります。
食事のおかずとなる主菜は、肉・魚・豆などの缶詰。
丼やカレーなどのレトルト食品です。
梅干しや日持ちする野菜類。
インスタントのみそ汁や、即席スープ、スナック菓子やチョコレート、ビスケットもあれば、不足しがちな糖分も摂取できます。
ローリングストックは非常食ではなく普段使いの食材
ここで、気が付いた人も多いでしょう。
このように、非常食として利用できる食品を見てみると、普段から購入しているようなものばかりです。
災害時に食べる食品は、食べられればいい。
そう考えがちですが、生きていくうえで食べることはとても重要なことです。
そして災害時だからこそ、普段食べているような食品を美味しく食べることが大切だと思いませんか?
すこし考え方を変えて、家族好みのローリングストックを実行してみましょう。
ローリングストックはネット通販がオススメできる理由
実際にローリングストックを始めてみようかな?
そう思っていただいた方にはぜひ、ネット通販でのローリングストックをおすすめします。
スーパーでいつもの買い物にプラスして非常食を備えるのもいいのですが、飲料水やまとめ買いすると重くて運ぶのも大変だと思います。
そこでネット通販を利用すると重たい荷物を運ぶ手間も省けて自宅でポチっと注文するだけ。
そして期間を設定して定期的に自宅に届くような、定期便もとても便利です。
またネットショッピングだと在庫状況を自宅で確認できるので、実際に買い物に行ったら欲しかった商品がなかった・・・。
なんてことも未然に防ぐことが可能。
セールやお買い物マラソンを使って安く購入
私もスーパーで実際に見て買いたい商品もあるのですが、ほとんどがネット通販で購入しています。
特に重い飲料水やジュースなどは、玄関先まで宅配の方が届けてくれるので、とても便利です。
また、お水やお湯を注ぐだけで食べられるアルファ米などは、なかなかスーパーではみかけないですがネット通販だと簡単に見つかります。
ぜひネット通販を上手く活用して快適な日常生活、災害時の備えをしてみてください。
ここで紹介していない食材でも、お水やお湯さえあれば食べられる、賞味期限の長いものはすべてローリングストックに向いています。
お湯を沸かすカセットコンロなどは必要不可欠です。
まとめ
今回は、新しい災害の備えとして注目されているローリングストックについて紹介しました。
平和に毎日を過ごしていると、つい忘れがちな非常時のこと。
これを機に、一度ご家庭の災害時対策について見直していただけたらと思います。
日常的に非常食を利用し、使った分を定期的に買い足す方法は簡単に再現可能な方法だと思って頂けたのではないでしょうか?
またネット通販を利用すると、お店の在庫状況を知ることができたり、重たい飲料など運ぶ手間が省けるのでとても便利です。
大手ドラッグストアのネット通販もお得に買い物できます。
自宅にいながら簡単にできる災害対策。
まずは、身近な食品からゆるく実施して食品管理をマスターしていきましょう。
私も食品ロスを防ぎ、上手に賢くローリングストックをスタートさせていきたいと思いました。
災害対策をしている家庭としていない家庭では、差が出てくると思うのでしっかり災害対策をしてもしもの時に備えてくださいね。
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